カードローン

低金利カードローン10選を徹底比較!利息なしで借りられる方法も紹介

借り入れする際に金利を抑えるコツは、低金利カードローンを選ぶことや無利息期間の活用などがあります。

毎月支払う利息を抑えたいのか、総利息額を抑えたいかによっても選ぶべきカードローンは変わってきます。

金利だけで判断すると、結果的に多くの利息を支払う可能性もあるので注意が必要です。

今回は無利息期間のあるカードローンや、上限金利の低いカードローンを10個厳選しました。

それぞれの金利や無利息期間、返済方式などを比較していくので、低金利カードローンを探す際の参考にしてみてください。

目次

低金利カードローン10枚を厳選して比較!金利が安いのはどれ?

低金利でお金を借りるコツは、上限金利や無利息期間、返済方式を比較することです。

借入希望額や返済期間を決めてから、各項目ごとに総合的に判断すると金利を抑えることができます。

まずは10社のスペックを比較した表を見ていきましょう。

プロミス アイフル SMBCモビット 三井住友カードカードローン レイク アコム オリックスマネー 楽天銀行スーパーローン ろうきん「マイプラン」 三菱UFJ銀行「バンクイック」
金利(年) 4.5%~17.8% 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 1.5%~15.0% 4.5%~18.0% 3.0%~18.0%※1 1.5%~17.8% 1.9%~14.5% 3.875%〜8.475% 1.8%〜14.6%
無利息期間 借入日翌日から最大30日間※2 最大30日間 なし なし ①30日間無利息
②60日間無利息※3
③180日間無利息※4
最大30日間 なし なし なし なし
返済方式 残高スライド元利定額返済方式 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 借入後残高スライド元利定額返済方式 元金定額返済 残高スライドリボルビング方式 定率リボルビング方式 新残高スライドリボルビング返済 残高スライドリボルビング返済 ・定額型
・残高スライド型
残高スライドリボルビング方式
融資限度額 1万円~500万円 1万円~800万円 1万円~800万円 10万円~900万円 1万円〜500万 1万円~800万円 10万円~800万円 10万円~800万円 最高500万円 10万円~500万円
借入残高が10万円の場合の
最低返済金額
4,000円 サイクル制:5,000円
約定日制:4,000円
4,000円 10,000円 4,000円 5,000円 4,000円 2,000円 5,000円 2,000円
5万円を30日間
借りたときの利息
無利息期間適用で0円 無利息期間適用で0円 750円 無利息期間適用で0円 無利息期間適用で0円
10万円を30日間
借りたときの利息
無利息期間適用で0円 無利息期間適用で0円 1,500円 2,962円
※最高返済額が45,000円のため完済まで最短4ヶ月必要
無利息期間適用で0円 無利息期間適用で0円 1,463円 1,192円 697円 1,216円
申し込みはこちら 申し込みはこちら 申し込みはこちら

100万円以下の借り入れなら基本的には上限金利が適用されます。

そのため下限金利が突出して低くても、上限金利が他のカードローンと同じ水準ならそれほど低金利とは言えません。

長期的な返済を計画している人ほど、上限金利にはよく注目して選びましょう。

無利息期間は消費者金融カードローンで用意されていることが多いです。

名前のとおり無利息でお金を借りられる期間なので、どれだけ上限金利の低いカードローンよりも利息を抑えて借りられます。

30日以内に完済する予定の人は、無利息期間のあるカードローンが断然おすすめです。

またカードローンの返済方式にはいくつか種類があります。

大きく分けると「元利定額返済方式」と「元金定額返済方式」の2種類。

元利定額返済方式は借入残高に応じて返済額が変動するのに対し、元金定額返済方式は毎月の返済額が一定です。

総利息額を抑えたい人は、元金定額返済方式を選びましょう。

返済方式については、後ほど詳しく解説していきます。


※1 契約極度額100万円以上の場合、3.00%~15.00%
※2 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※3,4 初めてなら初回契約日から無利息
※3,4 無利息期間経過後は通常金利適用
※3,4 30日間無利息、60日無利息、180日間無利息の併用不可
※3,4 ご契約額が200万円超の方は30日間無利息のみになります
※3 Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※3 Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
※4 契約額1万円~200万円まで

プロミスは上限金利が17.8%だから利息額をおさえられる

PROMISE(プロミス)無人店舗
公式サイト https://cyber.promise.co.jp/APA01X/APA01X01
金利 4.5%~17.8%
審査時間 最短15秒事前審査※1
借入限度額 1万円~500万円
無利息期間 最大30日間※2


※1 事前審査結果ご確認後、本審査が必要となります。
※1 新規契約のご融資上限は、本審査により決定となります。
※2 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

プロミスの金利は4.5%〜17.8%と、上限金利が他社よりも0.2%低く設定されています。

各カードローンの最大金利を表にまとめてみました。

カードローン 最大金利
プロミス 17.8%
アイフル 18%
レイク 18%
アコム 18%

たった0.2%の差なので、そこまで重要視する人が少ないですが、利息額を考えると大きな金額になります。

例えば50万円を借りた場合の利息額は、以下のとおりです。

金利 利息額
18% 90,000円
17.8% 89,000円
差額 1,000円

たった0.2%の金利差でも1,000円も利息額を下げられるため、金利は重要です。

借入額が大きくなれば、その分金利差も開いていきます。

0.1%の金利差でもこだわって探せば利息額を節約できるため、少しでも負担を減らしたい人はプロミスの審査に申し込みましょう。

アイフルはWeb申し込みなら最短25分で融資可能

アイフル無人契約店舗
公式サイト https://www.aiful.co.jp/
金利 3.0%~18.0%
審査時間 最短25分※
借入限度額 1万円~800万円
無利息期間 最大30日間

※WEB申込の場合
※お申込の状況によってはご希望に添えない場合がございます。

アイフルは契約日の翌日から最大30日間無利息期間を活用できます。

30日以内に返済できるなら、利息は一切発生しません。

通常の上限金利は決して低くありませんが、返済計画によっては無利息で借り入れが可能です。

またアイフルの審査はWebから申し込むと最短25分で完了します。

Webで申し込み後に受付完了メールが届いたら、フリーダイヤルに電話しましょう。

優先的に審査をしてもらえます。

審査結果の連絡を電話もしくは、メールで受け取ったら完了です。

アイフルのアプリをダウンロードすれば、セブン銀行ATMもしくはローソン銀行ATMから借りられるため、手元にカードがなくても問題ありません。

まずはWebから申し込みをして、以下のフリーダイヤルに連絡しましょう。

電話番号 0120-337-137
受付時間 9:00〜21:00

SMBCモビットはTポイントで返済ができる

三井住友銀行 無人店舗
公式サイト https://www.mobit.ne.jp/index.html
金利 3.0%~18.0%
審査時間 最短30分※
借入限度額 1万円~800万円
無利息期間 なし

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

SMBCモビットは返済やTポイント提携店で貯めたポイントを利用して、返済ができます。

Tポイントでの返済を希望する人は、事前にアプリや公式サイトから会員専用サービス「Myモビ」にログインしておきます。

ログイン後、「Tポイントサービス」のメニューをタップして手続きをしてください。

1度設定をすれば、2回目以降の設定は不要です。

Tポイントサービスを選んで、「Tポイントを使って返済」をタップし、返済額入力画面でポイントを入力後、手続きを済ませれば返済完了。

1ポイント=1円で換算されます。

Tポイント提携店は多数あり、意識すれば日常の買い物で貯められます。

提携店の一部は、以下のとおりです。

  • ウェルシア
  • TUTAYA
  • ファミリーマート
  • ENEOS
  • ガスト
  • エディオン など

普段の買い物でTポイントを積極的に貯めれば、返済総額が安くなるため負担を減らせます。

Tポイントを貯めて普段から貯めているなら、SMBCモビットの審査を検討してみましょう。

三井住友カードカードローンは返済実績に応じて金利を最大1.2%引き下げてもらえる

三井住友カードのカードローン
公式サイト https://www.smbc-card.com/nyukai/loan/cardloan.jsp
金利 1.5%~15.0%
審査時間 最短5分(振込)※
借入限度額 10万円~900万円
無利息期間 最大3ヵ月

※最短5分発行は、新規契約時点でのご利用枠は50万円でのお申込みとなります。
※最短5分発行 受付時間:9:00~19:30

三井住友カードカードローンはカードタイプと振込専用タイプの2種類があります。

カードレスで郵送物のない振り込み専用タイプの上限金利は14.4%です。

カードの発行と郵送物のあるカードタイプの上限金利は15.0%ですが、ATMの利用や24時間カードの申し込みができます。

低金利で借りたいなら振込専用タイプを選択しましょう。

また毎月きちんと返済を続けていると、金利を最大1.2%も引き下げてくれるため、低金利で借入可能です。

引き下げの条件は、毎月の返済に1年間遅延がない人のみ。1年につき0.3%ずつ引き下げがあるため、5年間1度も遅延なく返済できれば1.2%も引き下げてもらえます。
三井住友カードカードローンの金利引き下げの図説
出典:三井住友カードカードローン

例えば、初年度に9.8%の金利で110万円を借りた場合の利息額は107,800円ですが、5年目に同額を借りると金利が8.6%になるため、94,600円と大幅に利息額が減ります。

毎月遅延なく返済するだけで、どんどん金利が下がっていくため、長期的にカードローンの利用予定がある人は、三井住友カードカードローンの利用を検討しましょう。

レイクは初めての借入なら最大180日間の無利息期間がある

レイク無人契約機
公式サイト https://lakealsa.com/
金利 4.5%〜18.0%
審査時間 最短15秒
借入限度額 1万円〜500万
無利息期間 ①30日間無利息
②60日間無利息
③180日間無利息

レイクの無利息期間は最大180日間に設定されているため、利息額をおさえられます。

ただし180日間の無利息が適用されるのは、借入額のうち5万円までです。

5万円借りたいだけであれば、180日間は無利息で何度でも借りられます。

5万円のうち3万円を返済し、無利息期間中に2万円を追加で借りた場合、総額が4万円になるため利息は発生しません。
レイクの返済スケジュールの一例
出典:レイク

また10万円を借りる場合は、5万円分は180日間無利息で、残りの5万円だけに利息がかかります。

利息額が半額になるため、返済総額を節約できることに。

ただし無利息期間中に1度でも返済が遅れた場合は、無利息期間が終了してしまうので注意してください。

少額融資希望で、少しでも長い無利息期間が欲しいならレイクの審査に申し込みましょう。


<180日・60日共通の注釈>
※初めてなら初回契約日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用
※30日間無利息、60日無利息、180日間無利息の併用不可
※ご契約額が200万円超の方は30日間無利息のみになります
<60日間無利息の注釈>
※Webで申込いただき、ご契約額が1〜200万円の方。
※Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
<180日間無利息の注釈>
※契約額1万円~200万円まで

アコムは初めての借り入れなら30日間の無利息期間サービスがある

アコム ロゴ画像
公式サイト https://www.acom.co.jp/
金利 3.0%~18.0%※
審査時間 最短30分
借入限度額 1万円~800万円
無利息期間 最大30日間

※契約極度額100万円以上の場合、3.00%~15.00%

初めてアコムで借りるなら、誰でも30日間は金利が0円になります。

無金利期間は借入日の翌日ではなく、「契約日の翌日」から30日間が適用されるので注意してください。

契約したものの30日間が経過してしまった場合は、無利息期間は終了してしまいます。

通常の金利が適用されるため、確実に利用するときに契約しましょう。

また返済シミュレーションサービスを活用すれば、アコム審査に申し込む前に毎月の返済額の目安を確認できます。

借入前からイメージできるため、無理なく返済計画を立てられるはずです。

アコムの返済シミュレーション
出典:アコム

本当に毎月返済できるのか不安な人は、ぜひ活用してみてください。

ORIX MONEYは金利が1.5%〜17.8%なので安く借りられる

オリックスマネーの公式キャプチャ
公式サイト https://www.orixcredit.co.jp/orixmoney/
金利 1.5~17.8%
審査時間 最短60分
借入限度額 10万円~800万円
無利息期間 なし

ORIX MONEYは最大金利が17.8%と他社と比べると安いため、利息額を節約できます。

契約枠を選べるようになっており、最高800万円コースを選ぶと最低金利の2.9%で借りられる可能性も。

オリックスマネーの契約枠は以下のとおりです。

契約枠(コース) 金利
800万円/700万円/600万円 1.5%〜6%
500万円/400万円 5%〜8%
300万円/200万円 5.3%〜12.5%
100万円 10%〜14.5%
50万円 12%〜17.8%

200万円コースを選び、50万円を借りた場合、金利は5.3%〜12.5%です。

30日間借りた場合の利息は、以下のとおりです。

  • 【金利12.5%】5,136円
  • 【金利5.3%】2,178円

上記のとおりかなりの利息が節約できるため、オリックスマネーの審査へ申し込む際に選択するコースが重要です。

ただし希望通りのコースで借り入れできるとは限りませんので、ご注意ください。

楽天銀行スーパーローンの最大金利は14.5%なので利息額を節約できる

楽天銀行スーパーローン
公式サイト https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/
金利 1.9%~14.5%
審査時間 最短当日
借入限度額 10万円~800万円
無利息期間 なし

楽天銀行スーパーローンなら、10万円の借り入れでも14.5%で借りられます。

またネット銀行ならではの強みでもある「最短翌日融資」も、楽天銀行スーパーローンの特徴です。

近くのコンビニATMで24時間365日入出金ができるため、急ぎで利用したい人には最適。

ハッピープログラムにエントリーすれば、手数料は月に最大7回まで無料になります。

例えばATMの手数料が220円だった場合、月に7回利用すると1,540円も必要です。

年間で換算すると、18,480円もかかることに。

せっかく低金利で申し込めたとしても、手数料で18,000円以上も取られてしまえば本末転倒です。

申込時に手数料も含めて考えるとお得に借り入れができるでしょう。

ろうきんのカードローンマイプランは最低金利が3.875%と低金利のカードローン

ろうきんの公式キャプチャ
公式サイト https://chuo.rokin.com/banking/loan/myplan/
金利 3.875%〜8.475%
審査時間 最短1週間
借入限度額 最高500万円
無利息期間 なし

ろうきんのカードローンマイプランは一般の勤労者でも低金利で借りられるため、利用している人が多くいます。

もし団体会員の構成員であれば、最低金利が適用される可能性が高いため、3.875%の低金利での借り入れが可能です。

勤務している人は各地域のろうきんで出資し、加入すれば誰でも会員になれます。

直接会員でなくても家族や勤務先で加入していれば利用できるため、利用前に確認しておきましょう。

三菱UFJ銀行カードローン バンクイックならコンビニATMの利用手数料が0円

バンクイックの公式キャプチャ
公式サイト https://www.bk.mufg.jp/kariru/banquic/index.html
金利 1.8%〜14.6%
審査時間 最短3営業日
借入限度額 10万円〜50万円
無利息期間 なし

三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは、バンクイックカードを使ってコンビニATMから借りる場合、利用手数料が無料です。

無料になるATMは以下のとおり。

  • 三菱UFJ銀行
  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • イーネットATM

無料で利用できる時間帯は、0:10〜23:50です。

ただし毎週月曜日の1:00〜5:00、毎月第2土曜日の21:00〜翌朝7:00までは除きます。

普段からコンビニをよく利用するなら、買い物のついでに借り入れができるため手間になりません。

手数料は支払いたくない人には、うってつけのカードローンです。

金利はどうやって決まる?低金利のカードローンを選べば利息額も下がる

そもそも金利とは、お金を借りる際に支払う利息の割合のことをいいます。

「年率」や「年利」と呼ばれることもあります。

金利が低いほど利息額は下がるため、返済総額を抑えられる仕組みです。

利息を抑えて借りたいなら金利の低い商品を選ぶことは重要ですが、総利息額が決まるポイントは他にもあります。

ここからは利息額の算出方法や上限金利について解説していくので、金利を計算する際の参考にしてください。

利息額は計算式に当てはめると算出できる

低金利のカードローンを選んだとしても、利息額はいくらなのか具体的なイメージがしづらいのではないでしょうか。

実は以下の計算式に当てはめると、利息額を算出できます。

借入金額×金利×借入日数÷365=利息額

例えば、借入金額は10万円で金利18%、借入日数が50日間の利息額は以下のとおりです。

10万円×18%×50日間÷365=2,465円

つまり利息額は、2,465円ということに。

今回は50日間で計算しましたが、借入期間が長くなれば利息額はその分高くなります。

少しでも返済総額をおさえてカードローンを申し込みたい人は、金利だけでなく借入期間も考えておきましょう。

上限金利は借入金額の15.0%〜20.0%まで

上限金利は、借入金額の15%〜20%までと決まっています。

それ以上の金利を求められることはありませんので、安心してください。

昭和29年の出資法では上限金利が109.5%もあり、低金利での借り入れが困難でした。

しかし現在では金融庁が発表しているとおり上限が定められているため、返しても返しても借金が減らない「返済地獄」に陥る心配もありません。

上限金利は利息制限法の水準(貸付額に応じ15%~20%)となります。
引用元:「貸金業法のキホン」金融庁

カードローンを利用する前に、1度自分自身で利息額の算出や、金利の上限以上になっていないか確認しましょう。万が一騙されていれば、いち早く気づけます。

返済期間が伸びると総利息額は膨らむ

返済期間が長いほど支払う利息は高くなります。

返済期間は、1回あたりの返済金額次第で調整が可能です。

例えば10万円借りて一月あたり10,000円返済する人と20,000円返済する人とでは、返済回数に約2倍の違いが生まれます。

1回あたりの返済金額は少なく済みますが、ダラダラと返済期間を伸ばしていると総利息額は膨らむことに。

自由に使えるお金があると使ってしまう人は、多少の無理をしてでも返済金額を高めにした方が利息や生活費の節約にも繋がるでしょう。

自分で返済額を設定するのが難しい場合は、最低返済額が高いカードローンを選ぶと最終的な金利を抑えて借入可能です。

また低金利のカードローンを選ぶ際は、返済方式もチェックしておくと利息を抑えられます。

記事の冒頭でも紹介したとおり、カードローンの返済方式には主に「元利定額返済方式」と「元金定額返済方式」の2通りがあります。

  • 元利定額返済方式・・・毎月の返済額が一定。
  • 元金定額返済方式・・・返済を続けるにつれて毎月の返済額は減っていく。

元利定額返済方式は1回に支払う返済額の中に元金と利息が含まれます。

そのため1回に返済する元金が少なく、返済も長期化する傾向です。

一方返済する元金が定額の元金定額返済方式は、利息分の変動があるものの、一度に多くの元金を返済できるため短い期間で完済できます。

上記のような1回あたりの返済額の違いの他に、完済までの期間の支払方法にも異なる種類があります。

プロミスやアコムが採用している「残高スライド方式」は、基本的に返済額は一定ですが、借入残高が少なくなると毎月の返済額も少額になります。

その分借入残高が減るスピードが落ちるため、返済期間が長期化しやすいです。

アイフルやSMBCモビットが採用している「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」は、追加借り入れをしない限り完済まで一定金額を返済し続けます。

借入残高が減るスピードが落ちないため、短い期間で返済を終わらせられます。

ただし返済を開始したころは返済額に対して利息の割合が高いため、あまり元金が減っていない感覚に陥りやすいです。

返済状況を見て落ち込み、焦って追加の借り入れをしないよう注意しましょう。

低金利カードローンはどれ?少しでも安く借りる方法を紹介

せっかくキャッシングするのであれば、低金利のカードローンを選びたいと考えるのは当然のことです。

ただし金利ばかりに気を取られていると、大きく損をするかもしれません。

今回はカードローンを少しでも安く借りる方法を、8つ紹介します。

金利が格段に安くなくても、さまざまな条件を組み合わせると利息を節約できるので、ぜひ参考にしてください。

無利息期間中なら何度借りても利息は0円

カードローンのなかには、無利息期間を設けている場合があります。

無利息期間とは、ある一定の期間だけ利息額が0円になること。

無利息期間中であれば何度借りても無金利なので、期間中に返済できれば利息はかかりません。

もし無利息期間中に返済できなかった場合でも、期間終了後から金利が発生するため利息額は減らせます。

無利息期間を設けているカードローンは、以下のとおりです。

カードローン 無利息期間
プロミス 最大30日間
アイフル 最大30日間
アコム 最大30日間

※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要

例えば、以下の条件でカードローンを申し込んだ場合の利息額はこちらです。

  • 借入金額:10万円
  • 上限金利:18%
  • 借入期間:365日

無利息期間がない場合の利息額は、18,000円です。

一方で無利息期間が30日間ある場合は、16,520円になります。

10万円×18%×335日÷365=16,520円

つまり同じ金利で借りても無利息期間があるだけで、1,480円も安く借りられるため利息額の節約になります。

もし急な入院や家具家電の買い替えで10万円借りたいときでも、無利息期間内に返済すれば借りた分だけの返済で済みます。

期間限定のキャンペーンならお得に借り入れできる

無利息期間だけでなく、期間限定のキャンペーンを行っている場合もあります。

キャンペーンを利用しても金利は下がりませんが、ポイントが加算されるため、実質キャッシュバックがあるイメージです。

例えばプロミスの場合、無金利期間と期間限定キャンペーンを併用できます。

両方利用できれば返済総額を実質安くできるため、お得に借入可能に。

期間限定キャンペーンを利用する際は、付与されるポイントの使い道を確認しておきましょう。

使い勝手が悪いと感じれば、無理に利用する必要はありません。

余裕がある月は繰上げ返済を積極的におこなう

余裕がある月は繰上げ返済を積極的におこなうと、利息額を節約できます。

繰上げ返済とは、毎月決められた返済額とは別に任意で支払う返済方法のこと。

毎月の支払額より多く返済できれば、その分返済期間が短縮可能です。

金利が低いカードローンに申し込めた場合でも返済期間が長引くと、利息額はどんどん膨れ上がってしまいます。

つまり金利の低さだけでなく、返済期間を短縮できるかどうかも安く借りるコツの1つです。

給料日やボーナスなどを利用して繰上げ返済を積極的におこなえば、短期間で完済が実現できるでしょう。

一括返済をすれば利息額がおさえられる

一括返済は本来支払うはずだった利息額を支払わなくて済むため、利息額をおさえられます。

例えば10万円を借りる場合、毎月1万円ずつ返済していくと、10ヶ月分の利息を支払わなければいけません。

一方で、5万円を返済したタイミングで一括返済をおこなえば、5ヶ月分の利息額を節約できます。

しかし一括返済をすると所持金が一気に減るので、その後の生活を考えると不安に思う人もいるはず。

カードローンは限度額以内であれば、何度でも利用できます。

一括返済をしたあとすぐの借り入れも可能なので、安心して生活を送れるでしょう。

利息額を支払いたくない人は、無利息期間を利用して一括返済する予定で借り入れをする方法もあるので、ぜひ試してみてください。

1,000円単位で借りると無駄な利息を支払わずに済む

なるべく利息額を支払いたくない人は、1,000円単位から借り入れできるカードローンを選びましょう。

必要最低限の借入額で済むため、無駄な利息を支払う必要がありません。

10,000円単位でしか借りられない場合、本来なら借りたい額が52,000円だとしても6万円を借りなければいけません。

つまり8,000円も余分に借りなければいけなくなり、利息額が増えてしまいます。

急な出費で一時的にお金を借りたい場合は、1,000円単位で必要最低限の金額だけを借りましょう。

給料日前で生活費が足りない人や、急な出費で一時的にお金を借りたいと思っている人は「一時的にお金を借りたいときはどうすればいい?短期間お金を借りる方法12選」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

増減案内が来たら適用利率を下げるために限度額を上げる

限度額の増減案内が来た場合は、利用予定がなくても限度額を上げておきましょう。

金利を下げるチャンスです。

限度額が50万円までであれば金利は18%ですが、100万円まで上げると15%まで下がります。

3%の金利差は利息額が大きく変わるため、少しでも安く借りたい人は迷わず限度額を上げておきましょう。

増減案内が来た時点では借り入れの予定がなくても、今後急な出費やトラブルなどでまとまったお金が必要になったときに低金利で利用できるようになります。

借り換えをすれば金利が安くなる

カードローンを借り換えれば、金利が安くなります。

現在借り入れをしているのであれば、金利の見直しが利息の節約に繋がります。

もし今よりも低い金利が適用されるカードローンがあれば、借り換えを検討しましょう。

初めてカードローンを契約した人は、金利のことをよく分からないまま契約している人も少なくありません。

毎月返済をしているのにも関わらず、なかなか完済できずに悩んでいる人は、金利の見直しをしてみましょう。

今よりも安く借り入れできる場所が見つかるかもしれません。

ただし、借り換えには審査が必要です。審査に通らなければ、借り換えができないので注意してください。

借り入れは複数社よりも1社にまとめるほうが利率が下がる

カードローンは複数社で契約するよりも、1社にまとめたほうが利率が下がる傾向にあります。

少額を複数社から借りている場合は、1社ごとに金利を支払わなければいけないので、返済総額が高くなりがちです。

一方で1社にまとめると借入額が高くなるため、その分金利を下げられますし、1社分の金利のみの支払いなので返済総額を減らせます。

このように複数社から1社にまとめる方法を「おまとめローン」といいます。

複数社で借り入れをしていて、なおかつ完済の目処が立たない人はおまとめローンがおすすめです。

利息額を安くしたい人必見!低金利のカードローンを選ぶ際の注意点

低金利のカードローンを選ぶ際の注意点を解説していきます。

少しでも安く借りたいからと低金利だけにこだわっていたら、損をしている可能性があるので気をつけましょう。

返済総額を少しでも減らしたい人は、以下の注意点に気をつけながらカードローンの申し込みをしてください。

フリーローンは自由なキャッシングができない

フリーローンは自由なキャッシングができないため、注意してください。

フリーローンとは、銀行が取り扱っている個人向けローンのことです。

利用限度額が決まっていないため必要な額を借り入れできますが、1回の利用で1度しか借りられません。

カードローンであれば、限度額内なら何度でもキャッシングができるため、自由度が高くなっています。

例えば限度額が100万円のカードローンの場合、50万円を借りたあと、別の日に追加で50万円の借り入れが可能です。

または1度に100万円の借り入れ後にいくらか返済していれば、審査なしで100万円までの借り入れがいつでもできます。

フリーローンで再度借入をする場合は、申し込みから審査までおこわなければいけません。

手間と時間がかかるので、面倒に感じる人も少なくありません。

追加の借り入れが必要ない人であればフリーローンでも問題ありませんが、何度かに分けて借り入れを希望する人はカードローンを申し込むようにしましょう。

延滞をすると20%の延滞損害金が発生する

返済を延滞してしまうと、20%の延滞損害金が発生します。

カードローンは毎月の返済期日が決まっており、返済日をすぎてしまうと返済額とは別にお金を支払わなければいけなくなります。

金利よりも高いお金を払うことになるため、返済が苦しくなる人も少なくありません。

延滞を続けると、カードローンの利用停止や信用情報に傷がついてしまいます。

1度傷がつくと数年間は、住宅ローンやクレジットカードの新規申し込みができなくなるため、注意しましょう。

短期間で返済を済ませたいからと、無理して毎月の返済額を決めてしまうと自分を苦しめることになります。

借り入れの際は確実に返済できる金額を設定しておくことが大切です。

最低金利が適用されるのは高額借り入れのみ

最低金利が適用されるのは、高額の借り入れがあったときのみです。

公式サイトを見ると「金利◯%〜◯%」と書かれていることが多く、安い金利で借りられると勘違いしてしまう人も少なくありません。

確かに借り方次第では最低金利になりますが、個人の場合はなかなか難しい傾向にあります。

例えば、以下の三井住友カードカードローンの利用額と金利を参考にしてください。

利用枠 金利
50万円以下 15%
60万円〜100万円 12.4%
110万円〜290万円 9.8%
300万円〜490万円 7.8%
500万円〜690万円 4.5%
700万円〜890万円 3.5%
900万円以上 1.5%

参考:三井住友カードカードローン

最低金利の1.5%に設定するためには、900万円以上も借りなければいけません。

つまり個人の借入額で最低金利を目指すのは、ほぼ不可能といえます。

最低金利だけで判断せず、現実的な借入額で比べて金利が安くなるカードローンを選ぶようにしましょう。

車のローンはディーラーで契約すると金利が高くなる

車を購入する際にローンを利用する人は多くいますが、ディーラーで契約すると金利が高くなるので注意してください。

車のローンを組むなら「マイカーローン」が最適です。

以下はディーラーのローンと、マイカーローンを比べた表ですので、参考にしてください。

ディーラー マイカーローン
金利 高い 低い
審査 ゆるい 厳しい
所有者 完済まではディーラー 自分自身
借入時期 車の購入と同時 車の契約後

ディーラーでローンを組むと金利が高くなるだけでなく、完済するまでは所有者はディーラーになってしまいます。

憧れのマイカーを手にしたい人にとっては、少し複雑な心境になりかねません。

しかし審査はゆるく、車の購入が決まってからすぐに審査に出せるため、スムーズに契約が進みます。

一方でマイカーローンは審査は少し厳しいものの、所有者は自分になるためマイカーの実感が湧きやすくなるでしょう。

ただしローン審査に時間がかかるため、なかなか契約に進めません。

それぞれのローンにメリットもデメリットもあるため、どちらのほうが自分たちには合っているのかを考えながら選択しましょう。

低金利のカードローンは厳しい審査に通過しなければいけない

低金利のカードローンは審査が厳しい傾向にあるため、通過するには審査基準をクリアしなければいけません。

具体的な審査基準は公表されていないものの、本当に返済能力があるのか、年収や勤続年数、過去の支払い遅延などは審査の過程で重要だといわれています。

ほかにも申込書の記入漏れや、ミスがあれば審査に落ちる可能性も。

低金利で貸すということは、業者側からしてもリスクが高いことです。

「この人なら貸しても安心」と思えなければ、低金利で借りるのは難しいでしょう。

担保を元にすると審査なしで低金利で借りられる

ただし担保を元にすると、審査なしの低金利で借りられる場合があります。

審査なしで借りられる方法は、主に以下の2つです。

  • 生命保険の解約金を元にした「生命保険契約者貸付」
  • ゆうちょ銀行の定期預金を元にした「貯金担保自動貸付け」

例えばゆうちょで定期預金をしている人は定期預金を担保にできるため、カードローンで借りるよりも安く借り入れができます。

借入金額の上限は、以下の2つです。

  • 担保としている貯金額の9割まで
  • 300万円まで

つまり10万円の定期預金をしている人であれば、9割の9万円までは自由に借りられます。

または340万円の9割だと306万円になりますが、上限は300万円なのでそれ以上の借り入れはできません。

これらの定期預金があれば、審査なしでいつでも借入可能です。

ゆうちょでお金を借りる方法は、普通預金口座からお金を引き出すだけ。

預金額が0円でも、上限金額までは自由に引き出せます。