カードローン

他社借入があっても申し込めるカードローンはある?

他社借入がある状況でも申し込みができるカードローンを紹介します。

カードローンの申し込みでは、他社借入の申告が必要です。

審査で大きな影響のある項目だけに、実際より少なく申告したほうがいいのではと考えがち。

他社借入をどこまで申告するべきなのかも悩むところです。

実際、同じ年収や職業なら他社借入が少ないほど審査には通りやすい傾向にあります。

だからといって嘘を申告しても逆効果。

他社借入の申告目的を知って、審査に通過するためのコツをつかみましょう。

目次

他社借入をカードローンで申告する理由は返済能力を確認するため

他社借入とは、申し込むカードローン以外での借入総額を指します。

申し込みの段階で他社借入を申告させるのは、希望額と現在の借入残高の合計と年収のバランスを見るためです。

借入件数を気にする人は多いですが、申込段階で件数を入力させるカードローンは少数。

具体的には以下の2点がチェックされます。

  • 総量規制にひっかからないか
  • 返済能力に問題はないか

希望額と他社借入の合計が年収の3分の1以内かを確認

消費者金融カードローンやクレジットカードのキャッシングなど、貸金業者からの借り入れは総量規制の対象です。

総量規制は過剰貸付を禁止する法律で、総借入額を年収の3分の1以内に収めなければなりません。

当該個人顧客に係る個人顧客合算額(住宅資金貸付契約等に係る貸付けの残高を除く。)が当該個人顧客に係る基準額(その年間の給与及びこれに類する定期的な収入の金額として内閣府令で定めるものを合算した額に三分の一を乗じて得た額)
(引用元:e-GOV|貸金業法 第十三条の二(過剰貸付等の禁止)

例えば年収300万円の人が貸金業者から借りられる合計額は100万円までです。

過剰貸付を行うと罰則対象となるため、正規業者のカードローンから総量規制対象外の借り入れはできません。

すでに他社借入が総量規制を超えていれば、即審査落ちか申し込みすらできない可能性も。

貸金業法の影響を受けない銀行カードローンも例外ではありません。

かつては上限なく借り入れできた銀行カードローンですが、近年は総量規制をベースに自主規制を強化しています。

個人の年収に対する借入額の比率を1/3以内に制限する総量規制の効果として、多重債務の発生が一定程度に抑制されている状況等を踏まえ、銀行カードローンにおいても、個人の年収に対する借入額の比率を意識した代弁率のコントロール等を行うべく信用保証会社と審査方針等を協議するよう努める。
(引用元:銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ

どのカードローンでも、「希望額と他社借入の合計が年収の3分の1を超えるか」がまず重視されます。

追加借入しても返済能力に問題ない金額か

総量規制は法律上の決まりですが、カードローンの審査は社内基準で行われます。

今ある他社借入の返済に自社カードローンの返済も加わったとき、順調な返済が続けられるかがポイントに。

以下の点から、返済能力を総合的に判断します。

  • 毎月の返済額が増えても生活に支障が出ないか
  • 返済期間中、安定収入が維持できる勤務形態・年齢か

例えば50万円借りたとき、年収200万円の人と年収1,000万円の人では、生活に支障の出る支出の割合が異なります。

希望額と他社借入の合計が年収の3分の1以内であったとしても、負担が大き過ぎると判断される場合も。

勤務形態によって審査の通りやすさが変わる

 
正社員とアルバイトでは、収入の安定度は前者のほうが高く評価されやすいです。

ただし、以下の2つに当てはまる人は要注意。

  • 正社員だが転職して間もない
  • 定年間近の年齢

長期返済に対して、収入が維持できるかの点で評価がマイナスになりやすい傾向です。

カードローン審査では他社借入の件数が多いと不利

申込時には申告の必要がなくても、審査では他社借入件数も重視されます。

借入件数が多い人ほど審査で不安視されるのは以下の2点。

  • 多重債務となっていて貸し倒れのリスクがある
  • 毎月の返済回数や金額が多く滞納を起こしやすい

すでに複数の他社借入があるので「生活が苦しく返済も追いつかないのでは」と疑われます。

借り入れが複数に分かれていると、借入額に対して毎月の返済額が多くなるのも、審査に通りにくい原因の1つです。

金利18.0%の消費者金融カードローンで合計50万円借りる場合、借入件数1件から3件で比較しました。

  1件ごとの最低返済金額 ひと月の返済金額
1件:50万円 13,000円 13,000円
1件目:30万円
2件目:20万円
1件目:11,000円
2件目:8,000円
19,000円
1件目:20万円
2件目:20万円
3件目:10万円
1件目:8,000円
2件目:8,000円
3件目:4,000円
20,000円

※最低返済額はプロミスを参照

件数が増えるほど返済の負担が大きく、借り入れに計画性がないと判断される場合もあります。

他社借入は何件までなら大丈夫?4件以上は非常に厳しい

カードローン各社は、他社借入件数による審査落ちラインを公表していません。

例えば、「3件以上他社借入があると審査に通過できない」といった具体的な目安がありません。

以下は信用情報機関JICCの、消費者金融カードローンなど貸金業者貸付の借入件数・金額の統計情報です。

1人あたりの借入件数 借りている人の割合 1件あたりの残高 1人あたりの残高
1件 65.7% 39.6万円 39.6万円
2件 22.4% 35.9万円 71.9万円
3件 8.2% 31.7万円 90万円
4件 2.6% 28.8万円 115.2万円
5件 1.0% 26.5万円 141.9万円

(データ引用元:JICC 2021年度統計データ 残高がある者の借入件数毎の登録状況|貸金業法対象情報(無担保無保証)2022年3月の数値)

借入件数2件までで全体の87.4%と大半を占めるため、3件以上の借り入れがあると多い印象を持たれます。

特に4件以上は全体のうちわずか3%と少数のため目立ちます。

統計の情報も踏まえ、借入件数ごとの審査難易度をまとめました。

他社借入件数 難易度
1社 銀行カードローン:メガバンクも審査通過の可能性あり
消費者金融カードローン:希望額や返済状況に問題が無ければ特に問題なし
2社 銀行カードローン:メガバンクは厳しい。ネット銀行、おまとめ対応カードローンなら望みあり
消費者金融カードローン:総量規制まで余裕があるなら望みあり
3社 銀行カードローン:厳しい
消費者金融カードローン:望みはあるが厳しい
4社以上 非常に厳しい。カードローンよりもおまとめローンがおすすめ

上記はあくまで目安で、他社借入件数1件で審査落ち、4件で審査通過の可能性もあります。

審査に通過できるかは、件数に加えて以下の項目も重要です。

  • 借入額に対してどの程度返済が進んでいるか
  • 件数が増えても返済に問題がない収入状況か

毎月の返済が苦しくて新たなカードローン契約を考えているなら、今ある契約が1本化できるおまとめローンを検討しましょう。

おまとめローンでも5件以上の他社借入があると審査通過は難しい

カードローンと同様、おまとめローンも借入件数が多すぎると貸し倒れリスクを警戒して審査が厳しくなります。

  • 件数が多いほど借入残高が大きく、貸し倒れ発生時の損失が大きい
  • すでに多重債務となっている可能性が高い

特に審査通過が厳しいのは5件以上で、統計でも全体のわずか1%しかいません。

何か特別な事情があったとしても、金銭的に問題が大きい人物として仮審査の通過すら難しい場合も。

他社借入5件以上の人は、以下のいずれかの対策で経済状況を安定させましょう。

  • 借り入れを整理して3件以下にする
  • 中小消費者金融のおまとめローンを利用する
  • 債務整理を検討する

中小消費者金融のおまとめローンなら、例えば申込条件が借入件数5件以上とする中央リテールがあります。

債務整理は1人でできないため、法テラスや日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターの無料相談を利用しましょう。

借入残高なしのカードローン契約も審査に影響する

他社借入としてはカウントされませんが、残高0のカードローン契約は審査に影響があります。

契約があれば、いつでも借り入れできるからです。

  • 残高0のカードローン限度額
  • 他社借入残高
  • 新たに希望する借入額

上記の合計が総量規制を超えるなら、審査は厳しいと考えてください。

もう使う予定がないカードローンは、放置せず解約手続きをしましょう。

他社借入があっても借りられるカードローン5選

他社借入がある人でも、新たなカードローンの審査に通るケースもあります。

中でも審査通過の期待値が高いカードローンを5つ厳選しました。

  プロミス 三井住友カード カードローン アコム アイフル オリックス銀行カードローン
総量規制 対象 対象 対象 対象 対象外
申込条件 ・年齢:18~74歳
・安定した収入のある人
(パート・アルバイト可、収入が年金のみの人は不可)※1
・年齢:満20歳以上~69歳以下
・安定収入のある人(学生は不可)
・年齢:18歳~72歳
・安定した収入のある人(パート・アルバイト可、高校生不可)
・年齢:満20歳以上
・定期的な収入と返済能力がある人
・年齢:満20歳~69歳未満
・原則、毎月安定した収入のある人
・日本国内在住
金利 4.5%~17.8% 1.5%~15.0% 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 1.7%~14.8%
限度額 最大500万円 最大900万円 最大800万円 最大800万円 最大800万円

 

※1 申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。
※1 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込いただけません。
※2 18歳、19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。

プロミスの他社借入は貸金業者のみが申告対象

PROMISE(プロミス)無人店舗
公式サイト https://cyber.promise.co.jp/APA01X/APA01X01
申込条件 ・年齢:18~74歳
・安定した収入のある人(パート・アルバイト可、収入が年金のみの人は不可)
※申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込いただけません。
※収入が年金のみの方は申し込みいただけません。
金利 4.5%~17.8%
限度額 最大500万円
他社借入の申告対象 消費者金融・信販系カードローン、クレジットカードキャッシング
※クレジットカードでのショッピング・銀行カードローン・住宅ローン・自動車ローンなどを除く

プロミスは、銀行カードローンのみ利用の人は他社借入0として申し込めます。

プロミスでは、貸金業者からの借り入れのみを「他社借入」として申告するルールだからです。

金利が最高17.8%と、他の大手消費者金融よりも低めなのもポイントです。

初回利用の翌日から30日間無利息で、いつから利用し始めても無駄なくお得。

三井住友銀行ATMでの取引ならいつでも無料で利用できるため、各種手数料を節約したい人はプロミスが向いています。

アイフルはおまとめローンへの契約変更も可能

アイフル無人契約店舗
公式サイト https://www.aiful.co.jp/
申込条件 ・年齢:満20歳以上
・定期的な収入と返済能力がある人
金利 3.0%~18.0%
限度額 最大800万円
他社借入の対象 各種カードローン、キャッシング
※クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローンを除く

アイフルのカードローンは、審査が最短25分と早く借りられます。

他社借入の多さが気になる人なら、契約後におまとめローン「おまとめMAX」の利用も可能です。

大手消費者金融他社のおまとめローンにはない、アイフルならではのメリットは以下の2点。

  • アイフルのカードローン残高も一緒におまとめできる
  • 銀行カードローンやリボ払いもまとめられる

他社借入を整理したいけど、今は急ぎで追加借入したい人はアイフルに申し込みましょう。

三井住友カード カードローンはおまとめ対応だから申し込みやすい

三井住友カード カードローン
申込条件 ・年齢:満20歳以上~69歳以下
・安定収入のある人(学生は不可)
金利 最大900万円
限度額 1.5%~15.0%
他社借入の対象 各種カードローン、クレジットカードキャッシング
※クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローンを除く

三井住友カード カードローンは信販系で、最高金利15.0%と消費者金融よりも低い金利で借入可能です。

銀行カードローンも他社借入に含まれるため、今ある借り入れはすべて申告が必要。

おまとめローンとしての利用も可能で、他社借入があっても返済能力が認められれば十分審査通過の可能性があります。

総量規制まで余裕がある人は、利息が抑えられる三井住友カード カードローンに申し込みましょう。

アコムは審査通過率高めで前向きな融資が期待できる

アコム無人店舗
公式サイト https://www.acom.co.jp/
申込条件 ・年齢:18歳~72歳
・安定した収入のある人(パート・アルバイト可、高校生不可)
※18歳、19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。
金利 3.0%~18.0%
限度額 最大800万円
他社借入の対象 各種カードローン、キャッシング
※クレジットカードでのショッピングや銀行カードローン、住宅ローン、自動車ローンなどを除く

アコムは新規申込者の審査通過率が高めで、他社借入があって審査に不安がある人向きのカードローンです。

  審査通過率
アコム 38.4%
プロミス 37.5%
アイフル 31.8%
消費者金融平均 33.8%

2022年4月~9月平均値
データ参照:アコム|マンスリーレポート(2022年9月末)
SMBCコンシューマーファイナンス|月次データ(2023年3月期)
アイフル|月次データ
日本貸金業協会|月次統計資料(令和4年11月発行)

重複申込や対象外の申込者も含まれるため、実態は数字よりも審査通過率が高い傾向。

アコムの審査通過率は、大手他社より毎月安定して高い水準を保っているのもポイントです。

アコムは申込時に銀行カードローンの申告が必要ありません。

今ある借り入れを把握しやすく、正しい内容で申し込めば審査通過の可能性が上げられます。

オリックス銀行カードローンは他社借入4件以内なら申し込める可能性あり

オリックス銀行カードローンの公式キャプチャ
申込条件 ・年齢:満20歳~69歳未満
・原則、毎月安定した収入のある人
・日本国内在住
金利 1.7%~14.8%
限度額 最大800万円
他社借入の対象 消費者金融、銀行、信販会社のカードローン、キャッシング
※住宅ローン、自動車ローン除く

オリックス銀行カードローンは、申込診断で他社借入4件までなら「申込可能と考えられる」と表示。

他社借入があっても、総合的な判断で前向きな審査が期待できる銀行カードローンです。

オリックス銀行カードローンならではのメリットは、ガン保障特約付きプランがある点。

  • 死亡・高度障害、またはガンと診断確定されたら借入残高が0に※
  • 特約付きでも金利の上乗せなし

※保険金よりも残高が上回った場合は0円になりません。

万が一の際、家族に思わぬ負担をかけなくて済みます。

家族に内緒でカードローンを利用している人や、将来の健康不安に感じている人はオリックス銀行カードローンに申し込みましょう。

他社借入はどこまで含める?各種カードローンや目的別ローンの扱いを調査

他社借入として何を申告すべきかは、カードローン会社ごとに異なります。

どこまで含めるか分かりにくい書き方もあり、申込時迷う人は少なくありません。

各社の申込診断や実際の申し込みページで、他社借入をどう扱っているか表現を一覧にしました。

消費者金融・信販系カードローン
  申告対象 申告対象から除く
プロミス 借り入れの合計額 クレジットカードでのショッピング、銀行カードローン、住宅ローン、自動車ローン
アイフル キャッシングローンの借り入れ クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローン
アコム キャッシング、カードローンの借入 クレジットカードでのショッピング、銀行カードローン、住宅ローン、自動車ローン
SMBCモビット キャッシングやカードローンの借り入れ クレジットカードでのショッピング、銀行カードローン、住宅ローン、自動車ローン
ベルーナノーティス 借り入れの合計額 銀行借入、クレジットカードのショッピング、住宅・自動車ローン
セントラル 銀行・信販・消費者金融の借り入れ(キャッシング) クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローン
三井住友カード カードローン キャッシングローンの借り入れ クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローン
JCBカードローン FAITH 借り入れの合計額 クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローン
銀行カードローン
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 借り入れ(キャッシング) クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローン
三井住友銀行 カードローン 他社カードローン借入額
みずほ銀行カードローン 他社借入 住宅ローン、自動車ローン
PayPay銀行カードローン 他社借入 住宅ローン等、担保付ローン
イオン銀行カードローン 他社借入 住宅ローン
auじぶん銀行カードローン 現在の借入額 クレジットカードでのショッピング、住宅ローン、自動車ローン
オリックス銀行カードローン 消費者金融会社、銀行、信販会社での借入(キャッシング) 住宅ローン、自動車ローン
住信SBIネット銀行 クレジットキャッシング、他社カードローンの利用残高
新生銀行スマートカードローンプラス 銀行・信販・消費者金融のキャッシング 住宅ローン

各社表現がバラバラなので、カードローン申込経験がある人でも迷いやすいです。

特に消費者金融は会社ごとに対象が異なるため注意。

「キャッシングローン」や「キャッシング」など、一見するとどこまで含めていいのか分からない表現も見られます。

例えば、クレジットカードのキャッシングはどのカードローンでも他社借入として扱います。

一方で、毎月払っているリボ払いはクレジットカードショッピングに含まれ、どのカードローンでも他社借入には含めません。

住宅ローン・自動車ローンは申告の対象外

消費者金融と銀行、どちらも共通して申告の対象外としているのが住宅ローンと自動車ローン(カーローン)。

高額で用途が明確なローンのため、使途自由なカードローンとは契約の目的が異なるからです。

同様に、以下のローンや借り入れも他社借入には含めません。

  • 教育ローン
  • リフォームローン
  • 奨学金

もし上記の高額ローンを他社借入として含めると、申込後すぐのAIスコアリング審査で自動的に審査落ちします。

申告が必要なのは、原則として自由な用途で繰り返しお金を借りるサービスだと考えましょう。

キャッシングローンとはお金を借りるサービス全般で原則申告対象

他社借入の申告対象をキャッシングローンとしているのは以下の2社。

  • アイフル
  • 三井住友カード カードローン

「キャッシング」とはお金を借りるサービス全般のこと。

キャッシングローンは、借りたお金を毎月決まった額ずつ返済していくサービスです。

キャッシングローンとしか記載がなければ、原則以下の3つは他社借入に含まれます。

  • 消費者金融・信販系カードローン
  • 銀行カードローン
  • クレジットカードキャッシング

単純に「キャッシング」とだけ書かれているなら、クレジットカードキャッシングを指す場合が多いです。

三菱UFJ銀行 バンクイックの「キャッシング」は、キャッシングローンと同じ意味で他社借入全体を指します。

有担保(担保付)ローンとはなんのこと?他社借入として申告する必要はない

「有担保ローン」は銀行、消費者金融とも他社借入として申告する必要はありません。

「担保付ローン」とは、返済ができなくなった場合の代行手段(担保)が用意されているローン商品です。

  ローンの例
担保となる物を売却して返済に充てる(物的担保) 住宅ローン
不動産担保ローン
リバースモーゲージ
有価証券担保ローン
連帯保証人が代わりに返済義務を負う(人的担保) 奨学金
国の教育ローン(教育一般貸付)
ろうきんの一部ローン

いずれも契約額が高額な傾向であるものの、万が一の際でも貸付を回収する手段があります。

一方、カードローンやクレジットカードキャッシングは無担保・無保証人の貸付です。

タイプが異なる貸付のため、カードローンの審査時には他社借入としてカウントしません。

銀行カードローンを含めるかは会社により扱いが異なる

他社借入として銀行カードローンを申告するかどうかは、各社によって異なります。

消費者金融や信販系カードローンにおいて、以前は他社借入が総量規制対象の貸付のみでした。

現在は、他社借入として銀行カードローンも含めなければならない会社がいくつかあります。

  • アイフル
  • セントラル
  • 三井住友カード カードローン
  • JCBカードローン FAITH

他社借入に銀行カードローンを含めない貸金業者は、以下のいずれかの表記があります。

  • 銀行カードローン(銀行貸付)は除く
  • 貸金業者からの借り入れのみ記入

銀行カードローンを除外して申し込むタイプでは、申込時に総量規制を超えていないかどうかだけ判断します。

ただし、本審査では銀行カードローンの借入残高も確認。

他社借入を少なく申告できるカードローンだからといって、審査が甘いわけではありません。

他社借入にクレジットカードのリボ払いは含まない

クレジットカードのリボ払いは、買った商品を分割払いで支払っている状態です。

クレジットカードのショッピング扱いとなり、他社借入には含みません。

高額家電の分割払い購入(ショッピングローン)や、携帯料金と一緒に支払うスマホの本体代金も同様です。

クレジットカードの支払いやショッピングローンは、貸金業法ではなく割賦(かっぷ)販売法に基づきます。

貸金業法とは異なる基準で運用されているため、カードローン利用時の申告は不要です。

ただし、信用情報には登録されており、リボ払いの残債も審査時に確認可能です。

限度額ギリギリまで使用し続けていると、印象は決してよくありません。

他社借入としてはカウントされませんが、リボ払いの多用はやめましょう。

カードローン会社は申込者の他社借入状況を把握している

カードローン会社は申込者の他社借入状況や過去の延滞などをしっかり把握しています。

そのため他社借入を少なく申告しても、審査が始まれば必ずバレます。

「自分の借り入れを把握していない」「虚偽申告をした」と疑われ審査落ちの大きな原因に。

カードローン会社は、ローンやクレジットカードの支払い状況をすべて確認して審査を進めます。

本審査の信用情報照会ですべての借り入れが把握される

消費者金融カードローンでは、返済能力調査の一環として信用情報の確認が義務付けられています。

貸金業者が個人である顧客等と貸付けの契約(極度方式貸付けに係る契約その他の内閣府令で定める貸付けの契約を除く。)を締結しようとする場合には、前項の規定による調査を行うに際し、指定信用情報機関が保有する信用情報を使用しなければならない。
(引用元:e-GOV

指定信用情報機関とは以下の2社を指します。

貸金業者として登録している正規のカードローン会社は、必ず上記いずれか、または両方から信用情報を得ます。

貸金業法の影響を受けない銀行カードローンでも、信用情報は重要な審査対象に。

申込時は隠した借り入れも、信用情報機関に照会した時点ですぐバレてしまいます。

どこに申し込んでも、信用情報機関から得られる借り入れの情報は同じです。

保証会社や親会社が違うカードローンに申し込んでも必ずバレます。

信用情報とは?申込情報から支払い・返済遅延歴も記載

信用情報とは、金融商品の申し込みから取引状況などの記録すべてです。

記録は一定期間保存され、間違いでない限り自分の意志で削除はできません。

  保存期間
申込情報 6か月
契約内容(個人情報、限度額など) 5年
支払状況 5年
債務整理、強制解約、自己破産(異動) 5年

支払状況の中には、支払い遅延や延滞も含まれます。

特に61日または3か月以上の延滞は、長期延滞としてステータスが「異動」に。

債務整理や強制解約と同じ状態で、信用が低く審査には極めて通りにくい状態です。

他社借入は、金額や件数以上に順調な返済状況かどうかも重視されます。

嘘はバレるのになぜ他社借入の自己申告が必要?

審査で嘘がバレるのに、あえて申込時に自己申告させる狙いは3つあります。

  • 総量規制以上の借入希望者をふるい落とす
  • 自分の借入状況を正しく把握しているかを見る
  • 正しい情報を申告し、信用できる人かどうかを見る
貸金業者カードローンで総量規制オーバーは即審査落ち

大手消費者金融には多くの申し込みがあり、1つずつ人が審査するには膨大な時間が必要に。

審査速度を早めるため、AIスコアリング審査で一定基準以下は審査落ちさせます。

希望額と他社借入が総量規制を超えていれば、人が審査する前にふるい落とされてしまいます。

借り入れの正確な把握は計画性の評価につながる

他社借入があっても、借入状況を正しく把握していれば計画的に利用していると評価されます。

新しい借り入れが増えても、資金計画が立てられて毎月滞りなく返済できる人と判断されるからです。

借り入れを把握せず無計画に利用している人は、返済がいい加減になるリスクが高め。

実際の借入額と大きな差があると、返済能力が不安視されます。

嘘の申告をする人は信用できない

他社借入を隠そうと嘘を申告すれば、虚偽申告となり信用は低下。

結審査落ちの記録だけが信用情報に残ります。

信用情報にいらない記録を残さないためにも、借入状況は正しく申告するのがベストです。

カードローンで審査落ちになる人は他社借入の他にも原因がある

カードローンの審査に落ちる人には、他社借入以外の要因も考えられます。

総量規制をオーバーしていない限り、他社借入の金額や件数だけで即審査落ちにはなりにくいです。

審査落ちの原因となりやすい理由は以下の3点です。

  • 一度に複数のカードローンに申し込む
  • 申込情報に誤りが多い
  • 支払い遅延

他社借入ありで一度に複数申し込むとお金がないと判断される

一度に3社以上申し込むと、お金がなく困っていると思われ返済能力を疑われます。

申し込みブラックと呼ばれ、信用情報として記録が残る6か月間は審査に通りにくい状態に。

何社も同時に申し込むと、初めての申込者はもちろん、他社借入がある人は特に多重債務だと思われやすいです。

一般的にカードローンの審査難易度は、以下の通りです。

  1. 消費者金融カードローン
  2. 信販系カードローン
  3. 銀行カードローン

審査に自信がない人は、低金利な信販系や銀行カードローンは避けましょう。

消費者金融で1社に絞るなら、アコムの審査に挑戦しましょう。

アコムは他社よりも審査通過率が高めで、前向きな融資が期待できます。

申込情報に虚偽や誤記載があると信用度が下がる

申込情報に嘘やミスがあるとカードローン会社からの信用度が下がり、審査に通過しにくいです。

申し込みは、各社専用の申込フォームに沿って入力していくだけと手軽ですが、正確さが欠けるほど信用力を失います。

会社の住所や電話番号など、間違いやすいポイントは再確認必須。

年収の水増しや他社借入の過少申告も厳禁です。

本人確認書類や収入証明書類も、指定された形で最新のものを提出しましょう。

特に、書類発行時から住所が変わっている人は間違いが起きやすく要注意です。

  • 郵便番号は現住所のもので間違っていないか確認する
  • 正式な引っ越し後の住所を住民票などで再確認する

うろ覚えの情報ではなく、正しい情報を入力してください。

他社借入で支払い遅延を起こしていると返済能力が疑われる

支払い遅延で問題があるのは、長期延滞だけではありません。

特に以下のケースは信用情報に悪影響を与えている可能性があります。

  • 引き落とし不能のハガキが届いたらすぐ払っている
  • たまに返済を忘れるけど翌日すぐに支払っている

いずれも期日までに返済がなかったとして、信用情報には返済の遅れが記載されています。

他社借入が複数で頻繁に遅延を起こしていると、本当は余裕があっても返済能力が低いと判断されやすいです。

返済は口座引き落としにし、給与振込日のすぐあとに返済日を設定してあらかじめ遅延を防ぎましょう。

他社借入があってもカードローン審査に通る4つのコツ

他社借入を抱えている人が審査に通るのは、決して不可能ではありません。

ただし、初めて申し込む人と比較すると審査難易度が上がるのは事実。

以下4つのコツを押さえて、審査に通る可能性を上げましょう。

  • 正しく申告する
  • 希望額を総量規制内におさめる
  • 事前に借り入れを整頓
  • 他社で返済遅延を起こさない

借入件数は正しく申告して信用度を上げる

借入件数や金額は、少なさではなく正確さが肝心です。

各カードローンやキャッシングのマイページを確認して、今の残高を正確に把握しましょう。

数が多くて把握しきれない場合は、CICやJICCに情報開示請求すると正しい情報が分かります。

いずれもネットやスマホから閲覧可能で、郵送を待たずすぐに情報を閲覧可能です。

JICCはパソコンからの申し込みができず、iPhoneやAndroidアプリ対応スマホを持っている人に限られます。

CIC、JICCとも開示には手数料1,000円が必要です。

必ず総量規制内におさまる金額を希望する

ギリギリまで借りたいからと、総量規制を超える希望額で申し込むのは審査落ちの原因となります。

大手カードローン会社だと、申込後すぐに実施されるAIスコアリング審査の時点で機械的に審査落ちする可能性も。

銀行カードローンは総量規制の影響を受けませんが、自主規制を行い総借入額の基準としています。

希望額は必要最低限にし、できるだけ総借入額が少なくなるよう申し込みましょう。

借入や契約を整頓して計画性をアピールする

総量規制まで余裕があっても、細かい借り入れが複数あると計画性なしで借りている印象を受けます。

毎月の返済額が、借入1件の人と比べて高額になる点も審査ではプラスになりません。

限度額まで余裕のあるカードローンは、借り入れをまとめて1件でも少なくしましょう。

残高が少ない借り入れを、別のカードローンに借り換えてまとめたら解約します。
使っていないカードローンの契約も、解約しておきましょう。

自主的な借り換えや解約も信用情報に残り、計画的な管理ができていると評価も期待できます。

返済状況を楽にできる可能性もあるので、新規申込の前に今ある契約を見直してください。

カードローン以外の支払いや返済でも遅延を起こさない

信用情報機関には、カードローンだけでなく金融商品全般の情報があります。

  • クレジットカードの支払い
  • スマホ本体代金の分割払いを含む携帯電話料金
  • 家電の分割払い購入
  • 奨学金

いずれも他社借入には含まれませんが、信用情報に記録されます。

支払い遅延を起こすと、カードローンと同様に最長5年間も記録が残り続けるケースも。

信販系や銀行のカードローンなど、よりよい金利条件の業者で契約したいなら信用情報の傷は大ダメージです。

ローンの返済だけでなく、他の支払いも遅延なく支払いましょう。